長崎県学校事務職員組合は、2024年9月21日、アルカスSASEBOにおいて「2024フォーラム」を開催しました。
自治労学校事務協議会の西日本交流会(第27回)を兼ねた大会テーマを、
未来の教育と働き方 ~ 学校事務職員の挑戦と展望 ~
とし、県内外32名の学校事務職員が参加しました。
開会の挨拶で、濱浦執行委員長は、日頃の取り組みに感謝の意を表し、新たなアイデアや組合員間の連携を深化させ、組織の強化と拡大に向け一層の努力が必要であることを強調。
情勢報告では、「組織の現状や課題」「賃金改善をめぐる情勢」「学校事務職員組合の取り組み」などについて、鐘ケ江書記長が報告し、参加者で共有しました。
続く「各県報告」では、山口県、岡山県、東京都から各県(都)情勢や単組の取り組みなどが報告され、学校事務を取り巻く課題や教材費・給食費の無償化の動き等について情報交換を行いました。
学習会は、「教ネットさいたま」の礒田勝 氏を講師に招き、
「何を守り、どんな未来を創っていくのか! ~ 学校事務アイデンティティを活かしたおもしろ実践が、学校・地域を変えていく ~」
と題し、8つのキーワードをもとに「未来を見据えた学校事務の役割」について講演いただきました。
特に、学校施設のバリアフリー化、ユニバーサルデザイン化など障がい者支援、学校現場が抱える問題点について、具体的な説明や実践紹介があり、学校だけではなく地域の一員として地域に根差した事務職員の在り方について学ぶ貴重な時間となりました。
終了後の交流会も盛り上がり、佐世保(長崎)の魅力を県外の方に知ってもらう機会になりました。
年に一度のフォーラムは、単なる集まりにとどまらず、組織の活動の意義と方向性を確認する場でもあります。
組織の現在地を明らかにし、未加入者を含むすべての参加者に、組織の重要性を伝える貴重な機会になりました。